木曜日

資源国の通貨が高くなる理由

先週金曜日(16日)に発表されたアメリカのミシガン大学消費者信頼感指数が59.5と事前予想(62.0)を大幅に下回り、約28年ぶりの低水準を記録したことを受け、ドル安が進みましたが、その後19日(月)に発表された景気先行指数の好結果(予想:-0.1%、結果:+0.1%)を受けてドルは買い戻されました。

最近、全般的に経済指標の結果に対しての反応も一時的なものに終わり、方向感を失ってレンジ内で上下を繰り返す状態になっています。ドル/円は102円~105円70銭、ポンド/円は200円~205円、豪ドル/円は96円~100円、ユーロ/ドルは1.5280ドル~1.5650ドルの上下どちらかをブレイクするまで、下限近くでは買い・上限近くでは売りのスタンスで臨みたい。

本日はドイツのZEW景況感調査が18:00に発表されます。
今回の事前予想は-37.0と前回の-40.7よりは改善するも、10ヶ月連続でマイナスを記録するとみられています。最近、欧州の景気減速懸念が高まりつつありますが、ZEW景況感調査が予想よりも悪い結果になれば、景気減速懸念からユーロ売りが加速する可能性があります。ユーロ/円は161円を割り込んだ場合には要注意か。

昨日、NYの原油価格が1バレル127ドル台へ上昇し、史上最高値をまた更新しました。原油高を受けて、カナダドルやノルウェークローネといった資源国通貨の上昇が目立っています。

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